長生治療院 院長のひとり言。

2015年03月

病気

誰しも健康で元気に生涯を過ごせればこれほどの幸せはないと思います。だのに病気(災難を含め)はいつやってくるかわかりません。病気の原因と病気から解放されるということは、人間である以上、不可能なのでしょうか?                 37歳(厄年)女        

 病気の状態についてまず説明しましょう。病気は文字通り、気の病であり、肉体がやむというよりも実は肉体細胞を司る意識が病むものなのです。胃腸には胃腸の意識があり、心臓には心臓の意識があります。その意識が正常な活動を失い不活発になるために、その部分が痛んだり病んだりします。勿論、一か所が痛めば体全体にも影響し、全体の活動をどんどん弱めていきます。

 人間の意識を、大きく分けますと、魂意識と体の各部分を動かしている細胞意識があり、病気はその両方が病むものですが、その原因は、表面意識(表面意識の奥にある想念帯意識も含む)にあります。怖いものを見て体がすくむ。怒ったときに心臓がドキドキする。笑ったあとはお腹がすきます。このように表面意識と細胞意識というものは密接な関連を持ち、表面意識に細胞意識が常に左右されています。したがって、先天性の場合をのぞいて、病気の大部分は表面意識にその原因をみることができます。そして、細胞意識の病む場合は多分に肉体遺伝の場合がおおいいのです。人間の魂意識(潜在意識層)は神の子でありますから、病気になるということはありません。すなわち、意識の中心である心は、病むということはないのです。ただ魂意識層にある守護霊が人によっては表面意識と足並みをそろえて病むことはありますが、意識の中心である心まで病むことはないのです。

 この意味から、心だけをみるならば病気は本来ないということになります。ところが現実には病気はあります。病気の原因は前述の通り、怒ったり、そしったり、争いの想い、対立感情にあるのですが、それは想念が原因です。釈迦はこれを人間のカルマといい、イエスは原罪と呼んでいます。こうしたカルマが表面意識を通して想念帯に病巣を作り、肉体的病気となって現れてくるのであります。また、仮に、生まれてから死ぬまで人の道に外れずにチャンと生きた人がいるとします。その人は病気をしないかというとやはりします。後天的には立派でも先天的なカルマが表面に出るからです。この世には過去世のカルマを修正するために生まれ出ているのですから、後天的な理由だけのものではありません。ただし、この場合、十の先天的カルマは、後天的な善なる行為によって、五になり、三になり、一になります。つまり悪と善の相殺作用が働きます。この意味で、人は、現世で悟ったとしても、病気から解放されるということは、まずないのです。まして、人間は神仏になることはできません。悟りに限界がないのと同じように、過ちは人間には、常についてまわるものだからです。--------次回へ

 

 

 

 

                     

 

 

 

                                                                 

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2015/03/03 人生相談   院長
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